「骨盤」が急に後傾し始める
40代以降の女性は骨盤が後ろに倒れ始めます。30代まではヒールなどの影響で骨盤が前傾し、出っ尻であっても40代ぐらいから急に骨盤が後ろに倒れ始めます。これは腸腰筋というインナーマッスルの王様が急激に弱り始めるからです。腸腰筋とは背骨、骨盤と脚の骨を結ぶ筋肉です。身体を支え身体能力に大きく関わる筋肉です。
「骨盤」が後ろに倒れれば背中は丸くなり真正の猫背に
腸腰筋が弱り骨盤が後ろに倒れますとそのまま後ろに重心が移っていきます。そのままでは身体が倒れてしまうので背中は逆に丸くなり、猫背になることでバランスを取ります。一般的な猫背はこの形です。この姿勢はお年寄りの典型的な体型です。40代以降は何もしなければこの姿勢にシフトしていきます。
ではどのように「腸腰筋」を鍛えるのか?
腸腰筋はお腹の奥深くにありますから、鍛える方法はお腹を精一杯伸ばすことで刺激され、鍛えられます。普段丸まってしまっている身体を逆方向に反らすことで腸腰筋は鍛えられます。もしくは、縦に開脚して骨盤前面を伸ばすことで鍛えられます。スポーツジムのマシーンではなかなかこの筋肉を鍛えることが出来ません。
「骨盤」の後傾が改善すると「体幹」を使って歩けるので脚も痩せる
腸腰筋を鍛え骨盤の後傾が改善されるようになりますと、この腸腰筋(体幹)を使って歩くことが出来るようになります。背骨、骨盤と脚を繋ぐ筋肉である腸腰筋を使って歩くということは、背骨、骨盤を歩きに参加させて歩くことが出来るようになるということです。脚のみ(脚の前太腿)で歩いていた歩き方が、背骨、骨盤、脚を連動して歩くことが出来るようになるのです。結果的に脚(特に前太もも)の負担が劇的に軽減され脚(特に前太もも)が痩せていきます。
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