身体の背面が褐色脂肪細胞、身体の前面が白色脂肪細胞
肩甲骨周りに褐色脂肪細胞は集中していますが、その他にも首の裏側、脇の下部分、さらに腰の腎臓裏部分、この辺りに褐色脂肪細胞は分布しています。つまり身体の背中側を全体的に覆っています。
それに対して白色脂肪細胞、通常の栄養分を蓄えるこの脂肪細胞は、身体の前面腹部を中心に分布しています。
つまり身体は背中で燃えて、前面に蓄える
この事実から考察しますと、身体は背面に燃える細胞があり、前面に蓄える細胞がある、ということになります。
運動などすると熱いのは背中側、お腹が熱いとは感じにくいです。さらに汗も背中側から噴き出してきます。
無駄なエネルギー、栄養素はお腹側に蓄えられ、背中で燃やすということになります。
四足歩行の動物で考えると分かりやすい。
四足歩行の動物で考察してみます。寝るとき彼らはお腹を小さくし、背中を丸く覆うように寝ます。
寒い冬に背中を壁のようにして寝るわけです。背中にある褐色脂肪細胞が体温を低くしないように覆って守っているのです。ユニクロのヒートテックのようなものです。
そしてお腹には栄養素を蓄え随時体中に送ります。
このような理由からも、背面側に燃える細胞を分布させることは大切なことなのです。
前面の癒着を引き剥がし分解しやすいようにし、背面を活性化して燃やして痩せる
現代は洋服があります。ですのでこの褐色脂肪細胞が上手く機能しなくても、冬を乗り越えることが出来てしまいます。結果的に背中が燃えていなくても、気にならない身体になっています。
背面のあらゆる癒着を整体手技で惹き剥がして、褐色脂肪細胞を活性化しますと、身体は燃えてきます。
さらにお腹側の白色脂肪細胞も、あらゆる筋肉とこの脂肪の癒着を剥がしていきますと、分解しやすい身体になっていきます。
美脚への道として、有効的なテクニックです。
まとめ
「体質を変えて美脚(脚やせ)にしてしまう方法 その2」というテーマの第二段です。背中の筋緊張、癒着、違和感を施術を通じて取り除いていきますといつでも背中が熱いという状態になっていきます。背中に分布する褐色脂肪細胞が活性化してきて常に燃えている状態になります。この状態にあんりますと無駄なエネルギーは背中で即燃えてくれるという好都合な身体に。食べ過ぎたらすぐに背中で燃える非常に風通しの良い身体になっていきます。