「肩幅が広い」は要注意
スポーツをやっていたから肩幅が広くて、そんな会話をよく聞きますが、肩幅が広いことは構造医学、立位バランスの観点から考えますと良いことではありません。肩幅が広い方は、身体の外側に筋肉が付き、身体の内側、中心がスカスカの状態です。外側の筋肉で立っていたり使っているのです。ですから年々肩幅だけが大きくなっていきます。
肩幅が広い土台として下半身が外側中心になっている
肩幅が広い方はその前提として、土台として脚が太いということがあります。これは脚も外側中心で立っている、内側を使えていないという前提があるのです。身体の基礎である下半身が外側中心になっており、その延長線上で上半身も外側中心になります。ですから上半身の外側、肩幅を狭くするためには、下半身のバランスを変える必要があるのです。
現代スポーツでは<肩幅が広い>はメンテナンス出来ていない証拠
肩幅が広いことはかつて、スポーツマンの象徴的な部位でしたが、プロの世界ではメンテナンス出来ていない証拠です。O脚、X脚、脚が太い、肩幅が広い、体幹が足りない、は全てメンテナンス不足です。その証拠にストレッチやマッサージ、体幹トレーニングを重ねていきますと、肩幅は狭くなり、体幹は盛り上がり、中心に厚みがある身体にシフトします。
恰好良い上半身は肩幅ではなく、体幹が強い体
肩幅だけが大きい身体は、整った体ではなく歪んだ身体です。整った体は肩幅ではなく、体幹が強い身体です。体幹が強い身体は、筒型の身体です。肩幅だけが大きい外側中心の身体は筒型ではなく、平べったい身体です。横向きになった時に厚みのない身体は、外側中心で肩幅が広がっています。当院では、先ずは下半身のバランスを切り替え(内側3対外側7を内側7対外側3)、次いで上半身のバランスも内側中心の身体に導き、肩幅を狭くしていきます。
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