体幹の一部である「横隔膜」も下半身の影響をダイレクトに受ける
横隔膜は体幹の一部です。この横隔膜も体幹である以上、下半身の影響をダイレクトに受けます。横隔膜は呼吸を行う肺の動きを支配しています。肺は肺自体に筋肉が無いので動けません。そのため横隔膜が伸縮を起こし、肺の動きを作っています。横隔膜と肺は二つでセット。この二つの器官で呼吸が行われているのです。その横隔膜は体の奥深く、肺の真下に存在し、インナーユニット、コアユニットを形成するインナーマッスルの一部です。そして、この筋肉は骨盤の上に位置するため、骨盤の歪みの影響を受けます。
「横隔膜」が正しく動けば呼吸が活性化し燃焼体質になる
脚の歪みを矯正し、骨盤を正しい位置に収めますと体幹が正しく機能するので、横隔膜も正常に動きます。横隔膜が正常に動くようになりますと呼吸が活性化するので、呼吸ごとに体が燃えるようになるのです。呼吸をする度に体が燃える体になります。
「骨盤」が先か、「体幹」が先か、、、
体幹を鍛えて体幹から歪みを取り除いていくのがピラティスなど体幹系エクササイズの考え方です。整体はそもそも体幹を鍛えるという概念が無く、歪みを取り除いて体幹を動かしやすい状態に導くことを主とします。私の考えでは歪みを取り除いてから体幹を鍛えるほうが、より効果があるとは思いますが、ピラティスのようにコアを直接意識する癖作りは有効であることは間違いありません。
室伏選手のトレーニングにみる「コア」中心の体作り
20年以上前、ハンマー投げの室伏選手が、当時人気のスポーツ番組に出演した際、他のプロスポーツ選手とは全く次元の異なる体型をしていて驚きました。彼は恐らく当時からコアを鍛えるトレーニングを取り入れていたはずです。現在はコア中心のトレーニングを各界のスポーツ選手に指導しています。体幹を作ることは現代スポーツでは常識になりつつあります。当院では体幹の動きを制限する下半身の歪みを先ずは取り除くともに、体幹、そいて体幹を取り巻く筋肉群の調整をしコア中心の体に導いていきます。