脳は腸が進化して作られた
生物の進化を紐解きますと、脳とはそもそもが腸の一部でした。腸の一部が進化して脳になったのです。ですから腸の方が臓器としては歴史が長いのです。生物の身体は腸を主体に営まれています。人間の身体も実は腸が実権を握っています。腸が元気になるような食生活をすることで、身体は健康になっていきます。脳はジャンクフードを食べたかったりと身体にとって有害な食材を求めたりしますが、腸は有害な物質をシャットアウトします。体にとってあまり良くないものを求めるのは腸ではなく脳のほうです。脳は誕生して歴史が短いため、身体のことをあまりよく分かってませんが、腸は身体を知りつくしているのです。脳はタバコやアルコール、ジャンクフード、フェイクフード、食品添加物満載のお菓子などを求めますが、腸は身体にとって有害な物を瞬時に察知し吸収せず排泄します。
腸を元気にすれば身体は蘇る
腸を第二の脳と表現する医者も多いですが、脳こそ第二の腸と表現する医者もいます。腸こそが人体の健康の要であり、感情を生み、心身の健康のカギを握ると。実際腸ではセロトニンなどの幸福物質が生成されますし、血液を作る場所でもあります。血液に栄養分を送り込みますから、腸が健康でなければ血液は汚れ体の隅々まで不健康になります。
腸が不健康であれば、栄養分を吸収出来ず身体は栄養失調に
腸が汚れていますと良質な血液を作ることができません。血液は腸で作られると東洋医学では何千年も前から唱えています。腸を綺麗にすれば良質な血液を生成し、その血液を身体中の細胞に行き届け、栄養不足から解放出来ます。各細胞が元気になれば、身体は無駄な脂肪を蓄えておく必要性がなくなるため、体脂肪を落とすことを許可するのです。
腸を元気にする食材とは?
腸を元気にする食材は、食物繊維を多く含むもの(腸の掃除をしてくれる)、発酵食品(善玉菌の増加)などが挙げられます。
食物繊維は腸内で水分を含み大きくなって腸内を掃除してくれます。フルーツや野菜、玄米などの全粒粉の穀物に多く含まれます。発酵食品は味噌、納豆、漬物、ヨーグルト、チーズなどです。これら発酵食品は善玉菌を多く保有します。善玉菌は腸内の消化、吸収、排泄をサポートします。体の実権を握る腸を元気にしてくれる食材を積極的に取り入れることで、各細胞の栄養状態を良好にし、体脂肪率を下げても大丈夫な身体を目指します。