1.「心理的ストレス」と「肥満」の関係
身体はストレスにさらされると抗ストレスホルモンを分泌する
身体はストレスさらされた時、抗ストレスホルモン(コルチゾ―ル)を分泌します。長期間のストレスにさらされこのホルモンもまた、長期間分泌されますと筋肉を脂肪に変換し、さらに食欲を増進する作用を促します。つまり長期間ストレスにさらされる脂肪貯め込みモードになることが、ホルモンの観点からも証明されたのです。
長期間のストレスは、人間関係であれ、過労、満員電車、はたまた過酷なダイエットもこれに含まれます。これらストレスで身体は自分を脂肪で守ろうと働くわけです。
ストレスを感じることは無理せず諦める
ストレスを感じた状態で無理を続けますと、肥満体質になっていくわけですから、無理は禁物です。過酷なダイエット、過酷なエクササイズ、過酷な仕事、過酷な趣味、いずれも身体は脂肪で身体を守ろうとしますから、美容のためには無理は禁物です。
ストレスが溜まり過食に走っても、それは意志で防げることではない
抗ストレスホルモンが過度に分泌されてしまい、衝動的に過食に走ったとしても、自分を責める必要はありません。ホルモンが分泌されそれにより、大量に食べ物を食べたいと感じたならば、食べる以外に衝動を抑える方法はありません。もしもその衝動を抑えれば、それこそさらにストレスを生み、それがさらなる過食を生むわけです。
ストレスによる過食を我慢するのではなく、ストレスの根源を手放す
美容のために何かを我慢することほど意味のないことはありません。脚やせや美脚のためにストイックにエクササイズ、もしくは食事制限すれば、そのストレスで抗ストレスホルモンが分泌され、脂肪貯め込みモードに突入します。
栄養満点の食事、リアルフードを中心とした生きた食材、そしてストレスフリーなエクササイズ、これらを楽しく複合的に実践することで、身体は脂肪手放しモードに切り替わり理想の体型に近づきます。
2.「ストレス」が溜まったら、動いて発散する利点
ストレスが溜まったら、動いて発散する
ストレスが溜まった時、人はどのようにそのストレスを発散するかは千差万別です。例えばアルコールを飲んで発散する、暴飲暴食をして発散する、歌を歌って発散する、散歩して発散する。人によってストレス発散方法はまちまちです。
痩せるためのストレス発散は、動くこと
痩せるためのストレス発散方法は、動くことです。それはカロリーを消化するからといった単純な理由ではなく、ストレスに対して動いて発散することで、身体に「ストレスから逃げるためには動きやすい方が良いんだな」と思い込ませることができるのです。
ストレス溜まる⇒動く⇒動きやすい身体にしよう
という方程式を体に浸透させるのです。
ストレス溜まる⇒脂肪を減らさなくては、の境地
ストレスが溜まったら太るという方は、ストレスを食べて発散することを体に染み込ませています。ですからストレス⇒体脂肪増大なのです。
これをストレス⇒体脂肪減少という新しいプログラムに変更させるのです。そのためにストレス溜まったら動くという習慣が有効になるのです。
常日頃からストレスが溜まったら動く、を実践する
毎日の習慣の中で動く癖を付けていきますと、ストレスが溜まると痩せるというメカニズムが完成します。身体はストレスが溜まったら動くことが当たり前になってますから、ストレスが溜まれば溜まるほど、動くことに適した体になろうとするわけです。
毎日ストレッチをしてくと身体が柔らかくなり、代謝も上がり痩せやすくなります。ですがその裏には体が動くことでストレス発散しやすい身体にシフトしている、という要因もあるのです。