天然の物は、食べたあとの物足りなさがない
白米だけを食べてお腹一杯になる人は少ないはずです。なぜならば、白米は天然の玄米から胚芽やぬかが取り除かれています。そこにはビタミン、ミネラルが含まれていますから、白米だけでは何か不足感があります。そこでオカズや副采を同時に食べて満たそうとするわけです。その結果食べ過ぎ、お腹が一杯になります。
ところが玄米やフルーツ、野菜を食べて不足感はもちづらい。なぜならば、天然の物は一つ一つがバランスが取れているため、満腹感を得やすいのです。ビタミン、ミネラル、糖、蛋白質と一つの食材でバランス良く栄養を摂取出来ます。
天然の物に含まれる食物酵素は体内で消化を助ける
天然の物は、食物自体の中に食物酵素を含みます。この食物酵素は体内で消化酵素の働きを助けるため、消化吸収が驚くほどスムーズに進みます。
満腹感を得るだけでなく、消化吸収も楽なため、エネルギーを使いません。
加工食品と異なり、消化吸収でエネルギーを浪費しないので、食後お腹が空かないのです。
食物酵素と消化酵素の共同作業
加工食品には食物酵素が存在しないため、消化に驚くほどの酵素、咀嚼、胃や小腸での消化吸収運動に関わるエネルギーを使います。食物酵素を豊富に含む天然の食材は、体内で消化酵素と連携プレイを繰り返します。
なぜ人は天然の物よりも加工品に手が出るのか?
ではなぜ人間の身体は天然の物よりも加工品に思わず手が出てしまうのでしょうか?先ず大きな要因の一つが、安易な糖摂取を脳が望んでいる点です。脳は疲れると糖を求めます。その際果物も食べますと多糖のため、洋菓子に比べ糖摂取に時間を要します。洋菓子は裸の糖を使ってますから、一瞬で糖を吸収出来、脳を満足させることが出来るのです。
そのため脳は、栄養満点の果物よりも安易に糖のみを吸収出来る洋菓子を選ぶという間違いを犯します。脳が洋菓子を食べたがる時は、素直にその要求に従いましょう。ここで頭で考えてフルーツを摂取しても、脳が飢餓状態、渇望感、欠乏感を覚えますから、身体は脂肪貯め込みモード、FATプログラムを発動します。日頃から天然の物を多く摂取し、加工食品、ジャンクフード、フェイクフードを欲しがらない身体を作って脂肪を落とします。