精製された糖質はマイルドドラッグと呼ばれる
身体が甘い物を欲しているとき、実は糖分という栄養を欲していない可能性があります。脳には報酬系という経路があります。この報酬系とは欲求が満たされた時、快感の感覚を覚える神経です。この報酬系は血糖値を急上昇させた場合にも刺激を受けるため、報酬系を刺激したく精製された糖分を過剰摂取することで、何度もこの報酬系を刺激し脳は満足します。ところがこれを頻繁に繰り返しますと、報酬系が麻痺してきます。報酬系が麻痺すればさらに強い刺激、つまり糖分を過剰摂取することになるのです。このメカニズムは薬物中毒と類似しているため、マイルドドラッグと呼ばれます。
糖が欲しいのではなく報酬系を刺激したいだけ
ですから身体は栄養を求めていますが、脳が糖を求めるというおかしな現象が起こるわけです。もしくはお腹が空いてもいなくても脳が糖を求め続けるわけです。身体がどんなに栄養を求めても脳は糖を求めますから、スナック菓子や、アイスを求めるわけです。その結果、細胞の栄養状態が悪くなり、代謝が落ちます。さらに過剰摂取した糖はインシュリンの作用で脂肪になるわけです。
女性はセロトニン分泌量が男性の約半分少ない
女性はセロトニン分泌量が男性の約半分少ないと言われています。ですのでダイエットのために無理をして、ストレスを抱えますとコルチゾ―ルが分泌されやすいのです。このコルチゾ―ルが分泌されますと脂肪の合成を促します。結果太ります。
朝全細胞に46種類の栄素を満たせておく
身体は細胞の栄養状態が悪くなれば食に走ります。何かしらの栄養素が不足しただけで食に走るのですが、この際脳が報酬系の関係で糖を間違えて求めますと、身体に入るのは間違った栄養素ということになるのです。ですから最初から46種類の栄養素で身体を満たし、間違った回路での食欲を抑えることが有効になります。