腸年齢が肌の状態を決める
東洋医学では大腸、肺、皮膚はセットです。これは何千年も前から分かっていたことです。近年、西洋医学の進化から、腸の医学博士が腸と肌の関係性を頻繁に説いています。腸の状態と肌の状態は相関関係にあると。人間の身体を筒と考えれば、内側は口から始まる消化管であり、最終的には大腸から肛門にかけてになります。そして外側が肌となります。ですから内側の管と外側の管の状態が相関関係にあることは、容易に想像がつくのです。
腸年齢を若返らせるにはどうするか?
腸年齢を若返らせるのはどうすれば良いのでしょうか? 先ず自身の腸年齢を知るために最も簡単な方法は、ズバリ肌の状態です。肌が汚ければ腸は汚れています。肌がボロボロであれば腸もボロボロなのです。
肌にハリがなければ腸もハリが無い状態です。先ずは腸の状態を肌で理解した上で、腸の状態を改善していきます。腸には善玉菌、悪玉菌など腸内細菌が500~1000種類存在します。これらの腸内細菌バランスを正しくする食事が腸の状態を良くします。
ヨーグルト、発酵食品、食物繊維
腸の状態を良くするためには、腸内細菌にとって良い食事をすることが最重要課題になります。結論からお伝えすれば、腸内細菌にとって良い食事とは腸内細菌の栄養になる食事のことです。そのための食事がヨーグルトなどビフィズス菌(善玉菌)を育む食材、納豆を代表する発酵食品、食物繊維です。これらは体内で腸内細菌の栄養分となり腸内細菌バランスがとれます。
マウス実験で分かった「やせ型」と「肥満型」は腸内細菌バランスの違い
近年のマウス実験で「痩せ型のマウス」と「肥満型のマウス」では腸内細菌のバランスが違うことが分かりました。痩せ型のマウスに生息する腸内細菌と、肥満型のマウスに生息する腸内細菌の割合が異なっていたのです。善玉菌が増える食生活が痩せ体質を作ることがマウス実験を通じて証明されました。美脚を目指す上で腸内細菌に関心をもつことは重要なことです。腸内細菌が喜ぶ食事を心がけ、内面から脂肪燃焼しやすい身体作りを目指します。