ただの「腰痛」と「腰椎椎間板ヘルニア」は違う
腰椎椎間板ヘルニアになる方の共通点は、持続して背骨に圧迫が加わってきたということが挙げられます。そして、その圧迫が背骨の形状を変えるまでに続いたということになります。通常は腰痛の症状が出た時点で、その痛みがおこらないように休んだりストレッチをしてそれ以上の悪化を防ぐのですが、これが出来ないまま持続しますと次第に椎間板ヘルニアや脊柱間狭窄症などの症状が出てきます。次いですべり症など形状がさらに悪化していきます。
「太ももや骨盤、臀部外側」を解すことは当たり前だが、それでも症状が良くならない場合は
体が壊れていく原理は全て同じで、内側重心から外側重心にシフトし、体の外側の筋肉がガチガチに固まることで起こります。腰痛も外側の筋肉が固まり、骨盤がロックされ、やがてその上に位置する背骨が過伸展することで起こります。下半身が沼に埋まり、背骨が無理やり可動して腰痛は起こるのです。ですから、筋肉をほぐせば大抵楽になります。ところが、この原理だけでは改善されない腰痛があるのです。それは背骨を支える筋肉自体が弱体化してしまっている場合です。背骨を支えるコアマッスルが欠落しますと、背骨が背骨で立つことになり、間にある椎間板が潰れてしまうのです。
背骨周りの筋肉を直接鍛えることを初めて実践した「マッケンジー療法」
背骨周りの筋肉を直接鍛えなおすことで腰痛、椎間板ヘルニアを改善する方法がマッケンジー療法に代表される体幹強化療法です。腹部を奥まで伸ばすことで、コアを鍛えなおし、背骨を安定させます。背骨を背骨で立たせないように周囲の筋肉を腹から鍛えるのです。
先ずは臀筋、脚の筋肉外側を解し、それでも改善しない場合は「マッケンジー療法」が有効
9割の腰痛は脚、臀部外側の筋肉を解すだけで、だいたい改善されます。ですが、それでも改善されない腰痛は、マッキンジー療法で内側から筋肉を鍛えなおし、改善に導きます。腰痛が改善しにくい症状であると世間で思われているのは、腰痛の痛みのポイントの周囲を直接マッサージしても改善しないということと、筋肉の欠落から起こる腰痛は休息をとっても改善しないという原因があります。共に痛みをさすって和らげても、解決策にならないのです。美脚作りのベースは脚外側筋肉のリリースですから、その点において腰痛改善と同じです。