脚太もも外側にある大腿筋膜張筋の張りが大腿骨を外に引っ張り出す
脚太ももの外側には大腿筋膜張筋という膜のような筋肉があり、この筋肉は外側から脚の動きを支配しています。この筋肉は膜のように薄く繊細なため、運動選手はメンテナンスを怠るとこの部分を怪我したり、傷めたりする部分です。この筋肉をメンテナンスしていないと岩のように硬くなり、硬直します。その硬直が脚の骨を外側に引っ張り出すことになるのです。
最初は痛いがゆっくりと確実にこの筋肉をリリースする
この筋肉の施術は痛みを伴います。大変繊細でかつ硬くなっているため、緩めなくてはならないのに痛みが伴います。両サイドから膜を引っ張られているような状態で、中途半端な刺激を入れても痛いだけで、改善されていくような感覚をもてません。そのため、この部位の施術は短時間で確実に行います。
弛んだ状態の大腿筋膜張筋を思い出す
弛んだ状態の大腿筋膜張筋を実際に自分で触りますと、驚くほど柔らかいことに気付きます。そして、その時に太もも中心を通る骨、大腿骨が中央に引っ張られていることに気付くはずです。つまり、固まった大腿筋膜張筋が大腿骨を外に引っ張り出していたのです。これは実際に自分で立って確かめるほかありません。
今まで中心で立てていなかったという感覚
大腿筋膜張筋のリリースを行いますと、明らかに骨が中心に戻る感覚を覚えると伴に、今までが実は外側で立っていたということも理解できます。たかが外側にある膜のような筋肉が、骨の位置を変えていたのだということに驚きます。そして、繊細な筋肉ゆえに他人から触られたく場所でもあり、放置され続ける筋肉でもあるので、この筋肉は何十年間と固まったままだったということも少なくありません。
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