なぜ現代のサッカー選手は脚が細いのか?
サッカーに詳しい方であれば分かると思いますが、昔のサッカー選手は皆脚が丸太のように太かったです。日本代表の選手でさえ、脚が太くて短いのが当たり前で、脚の細い選手は稀でした。ところが、現代のサッカー選手は皆脚が細くスマートです。厳密には他の競技の選手に比べれば太いのですが、脚が極端に太い印象はありません。これは練習などが進化し、脚のコンディションが飛躍的に上がった証拠です。
昔のスポーツ選手が脚が太かったわけ
ではなぜ昔のスポーツ選手は脚が太かったのでしょうか。そこには昔の練習の特徴があります。先ず一番大きいのはストレッチ時間の少なさです。現代スポーツでは練習前、練習後のストレッチは当たり前ですが、昔はそこまで重視していませんでした。練習すればするほど筋肉は緊張し、疲労が蓄積し固い筋肉となっていきました。
また骨盤周りの筋肉が硬くなっていきますと、骨盤が動かなくなっていきます。骨盤が動かない身体は、走ったり歩いたりする時に、骨盤から下のみで動かなくてはなりません。そのため脚の負担が極端に増えムキムキの筋肉になっていったのです。
ではどのようにしたら太い脚から細い脚に
ではどうしたら一度太くなってしまった脚を細い脚に変えていけるのか。
スポーツで太くなってしまった脚は、筋肉が異常に発達してしまっています。特に太腿前の筋肉、骨盤横、そしてお尻の筋肉です。この3カ所が異常に大きくなっています。さらにはふくらはぎ、ここは骨盤が動かないことをサポートするために発達してしまっています。
先ずはこの筋肉をほぐして柔らかくする必要があります。一度凝り固まった筋肉は自然にはなかなかほぐれません。マシュマロのように柔らかくなるまで緊張を取り除いていきます。すると筋肉の状態が良くなるのでそれだけで筋肉が小さくなっていきますし、周りに付いてしまった脂肪も無くなっていきます。
次に骨盤の歪み解消。骨盤がガチガチで動かなくなっていますので、ここも確実に柔軟性を取り戻していきます。そうすることで骨盤が動き始め、脚の負担を減らしていきます。スポーツ選手の脚のケアで重要な点は、筋肉の厚みがあるので、奥深くへのアピールが大切になります。
美脚がそのままスポーツ選手の能力を占う
スポーツの舞台においてある程度のレベル以上になっていきますと、脚が極端に太い選手は身体が固く、身体意識が低い証拠になります。一流のトップアスリートは皆、無駄な筋肉が削ぎ落とされしなやかな身体をしています。必然的に脚は細くなっていきます。
脚をみれば骨盤の柔軟性がそのまま分かります。骨盤の奥深くまで柔らかい身体は、骨盤を使ってプレイが出来ますから、脚が太くなるはずがありません。美脚であることが一流のスポーツ選手の証拠になってくるのです。