「過食症」を分析する
過食症は大きく分けて2種類に分けることが出来ます。一つは栄養不足からくる正しい過食症です。食事制限ダイエットを行った身体は、栄養状態が極端に悪くなります。その際身体は、過食状態になって栄養を取り戻そうとするのです。リバウンドの状態がそれです。
もう一つの過食は「避けられる過食」です。栄養状態が悪いわけではなく、精神状態が悪い状態からくる過食です。人間は、栄養状態が良くても精神状態が悪ければ過食に走るのです。
まずは「過食症」を受け入れる、「過食症」は生き延びるための自己防衛である
過食症を克服するためには、先ずは過食症を受け入れる必要があります。過食症を後悔して食べ過ぎた後落ち込みますと、そのストレスで再び食べ過ぎてしまいます。これは負のスパイラルです。過食症は後悔するのではなく、冷静に何が不足して過食症になっているのかの分析が必要なのです。
「本心」をごまかすために食べていないか、、、
栄養不足からくる過食症は正しい食事を摂ることで次第に収まりますから、ここでは問題にしません。精神的な栄養不足からくる過食症については、冷静に本心を見つめることで解決出来ます。本心をごまかすことで過食は拡大します。本心に蓋をしますと、アルコールや過食が進みます。本心と向き合い、欲求を満足させることで過食はストップすることが出来るのです。
五感の欲求が高い人が「過食」に走りやすい
五感の欲求が高く、欲求に対する感度が高い人は過食に走りやすいものです。自分が感じる欲求に蓋をしますと、蓋をされた欲求がウズキます。このウズキが食やアルコールに走らせるのです。お酒やドラッグは二度と手を出さないという決意が出来ますが、食事はそういうわけにはいきません。ですから食に走ることはどのタイミングでも可能なのです。感性が豊かな人ほど過食に走りやすいわけですから、本心と向き合い、本心に蓋をしない生活が重要になります。