糖質をメインにするか脂肪酸をメインにするか
糖質をメインにしたエンジン回路をグルコジェニック、脂肪酸を分解したケトン体をメインにしたエンジン回路をケトジェニックと言います。人間活動の土台をどちらのエンジンメインにするかの話です。糖質エンジン回路は日本人のほぼ全ての人が行っているエンジンでこのエンジンをメインにしますと疲れやすくなります、糖質は本来滅多に入手できないエネルギーでありそれゆえ人間はこの糖質を貯蓄するように計画していました。日々糖質を摂取できるなど考えていなかったのでこの糖質回路をデフォルトで使うなど信じられないことなのです。基本的には蓄えた脂肪を分解して生活するのが当たり前ですからケトン体回路こそが人間本来のエンジンなのです。
糖質を毎日摂取すると疲れやすくなる
糖質というのは保存用、蓄積ように摂取してきたものであり毎日活用するように人間の体は構成されていません、そのためグルコジェニックで活動しますととにかく疲れます。これは全く向いていないエンジンで日々活動しているからです、にも関わらず糖質には中毒性がありますからお腹が空いてまた糖質を摂取するのです。太鼓の昔であれば糖質がそもそもありませんから二日連続で糖質を摂取するなどあり得ないのです。ですが現代はそのあり得ない状況に陥ってしまっているから大変、目の前に糖質、炭水化物があれば思わず手が出てしまうのです。甘いものに手が出るのは人間の本能でありこれに抗うことは不可能なのです。
非常用エネルギーの糖質を毎日食べる現代人
糖質に対し正しい処理ができないにも関わらず人間がそれでも甘いものに目がない理由はそれほどまでに糖質は貴重なエネルギー源だったということです。ただしフルーツは果糖なので血糖値を上げずダメージはありません、問題なのは加熱したデンプンである穀物です、この穀物は体に入るとブドウ糖に分解されて血中に入り込みます。この状況は体にとって全く予期せぬことであり体はパニックを起こすのです、ですがブドウ糖に対しドーパミンという幸福物質が脳内から分泌されてしまうがためにそこに人間は依存します。結果人間は穀物を摂取するようになり短命化し不健康化し肥満化したのです。