1.燃え続ける「筋肉」のメカニズム
「筋肉」は動かせば燃える、動かなくなれば燃えない
筋肉は動かせば燃え始めます。動かさなければ燃えません。子供の筋肉は柔らかく動きが良いので燃えています。ところが大人になり、同じ姿勢ばかりを続けることで、筋肉は動かなくなり、もしくは制限され燃焼が止まります。結果代謝が下がり、太りやすくなるのです。
運動しても痩せなくなるメカニズム
若いうちは運動すれば痩せるのですが、年齢を重ねていきますと、運動しても痩せなくなります。それは筋肉の可動域が狭くなっているためです。可動域が狭くなりますと、特定の筋肉しか使わなくなるため、運動しても代謝が上がらず、痩せなくなっていきます。
整体で可動域を広げ、動けば痩せる身体に切り替える
当院では、整体施術でクライアントさんの可動域を広げます。関節の癒着、筋肉と骨の癒着、筋肉と脂肪の癒着、脂肪と皮膚の癒着を取り除き、可動域を広げていくのです。可動域が広がりますと、運動しても歩いても通常の日常生活でも、代謝が上がり痩せやすくなるのです。
ジムで毎日トレーニングしても痩せない人は可動域が狭い
可動域をあなどってはいけません。毎日スポーツジムに通っていても、可動域が狭くては痩せません。実は毎日ジムに通うお年寄りは多数います。ところが一向に痩せない人も多いのです。それは可動域が狭い状態で運動しているからです。先ずは可動域を広くする。その上で運動しますと痩せます。
2.中年太りを引き起こす運動不足を整体で解決する
中年太りは運動不足が引き起こす
ほとんどの中年太りは、運動不足が引き起こします。同じような食生活を続けているにもかかわらず、毎年太りやすくなっていくのは運動不足により骨格筋量が減り始め、基礎代謝が落ちているからです。
本来であれば、基礎代謝量の低下に準じて食事量は減らさなければならないのですが、多くの方は食事量が減らず、その分皮下脂肪が増えていきます。
ストレッチ整体で基礎代謝を上げていく
当院では、ストレッチを多用します。特に下半身、そして体幹部分のストレッチを行います。中年の方は下半身の正しい筋肉が不足し、代わりに無駄な筋肉が太腿前に付いています。脚の中心部分をストレッチで筋力強化すると同時に、太腿前や骨盤周りの無駄な筋肉をストレッチで柔軟にし、取り除いていくのです。正しい筋肉を付けることで基礎代謝は上がり、痩せやすい身体に変化します。
肥満の人がいきなり運動しても続かない
<運動すれば痩せる>これは誰でもわかっていることですが、分かっていても出来ません。なぜならば、やっても直ぐには痩せないからです。身体には恒常性、ホメオスタシスという機能があり、良くも悪くもその状態をキープしようとする働きがあり、そう簡単には変化しないようになっているのです。そこで当院では、ストレッチで全く使えていない筋肉群を中心に負荷をかけていきます。基礎代謝量は飛躍的に向上します。
痩せるのであれば続けることができる
簡単に痩せないから皆運動で痩せる、ということが続きません。簡単に痩せるのであれば、続けることが出来ます。3キロ、4キロと体重が減る、もしくは身体のラインにはっきりと変化が見られますと、その方法に絶対的な自信がつき継続できます。
また体重減には停滞期がありますが、筋肉を付けて締める、スマートになる流れには停滞期がありません。身体は恒常性の働きで体重を比例的には落とさない側面はありますが、筋肉を付けていく、締めてくという面においては、停滞期が存在しないのです。
体重も勿論重要です。特に無駄な体脂肪を落とすことは重要ですが、身体を締める、プロポーションを良くするという面も大変重要であり、これらを同時進行でアプローチすることで、モチベーションの低下を阻止することが出来ます。
3.燃焼系ボディーとは?
痩せるために太る? 時期が必要
現代版栄養失調(量を食べているのに栄養失調)になっている方は、ちゃんとした食事、栄養バランスがとれている食事をしますと、一時的に体重は増えます。これは細胞の一つ一つに栄養素が満ちていき、一つ一つの細胞が太るのです。ところがある程度細胞が栄養で満ち満ちた時身体は、体脂肪という備蓄エネルギーを手放しはじめます。体脂肪を燃やし始めるのです。代謝が高くなった状態です。この状態を燃焼系ボディーと言ったり、脂肪手放しモード、高代謝モード、やせたがる体など表現します。
筋肉が発達し始める。弱ってしまった筋肉が再び強化される
栄養素が不足した身体は、筋力が落ちます。それは筋肉が最も身体の栄養素を使ってしまう、消費してしまう存在だからです。そのため細胞レベルで栄養不足な身体、肥満体、疲れた体の方は栄養を満たし始めますと先ず、筋肉が発達し体重が一時的に増えます。
さらにそれまでの栄養失調期間が長ければ、その分細胞は栄養を溜めこもうとします。この機会にしっかり栄養分を確保しようとします。ですから筋力も付き、細胞が太ることでかなり体重が増えることあります。
ダイエットをスタートして体重が2、3キロ太ることを恐れてはいけない
必須栄養素46種類を積極的に摂ることで、細胞の栄養失調を満たしていきますと2,3キロ増えることもあります。筋肉が付き、細胞が太るからです。ここで多くの方は怖くなります。いったいどこまで太ってしまうのか? その恐怖心で多くの方は挫折します。
体重の増加には<上げ止まり>があり、その後は徐々に落ち始める
必須栄養素を満たし細胞の栄養失調を解消いきますと、それまで抑えられてきた筋肉の増強が起こり、体重は増えます。さらに細胞が栄養で太ることで、体重は増えます。ですがこれには必ず<上げ止まり>があるのです。体重が増えるのは、不足した筋肉と細胞が満ちるからであって、それは全て元の不足した状態が満ちただけのこと。ある程度で上げ止まり、その後徐々に体重は落ち始めます。
4.代謝の良さは健康的な体から
代謝の高い身体は太らない
代謝を上げて痩せる、これはダイエットの基本です。では代謝を上げるにはどうしたら良いのでしょうか? やはり代謝を上げる大前提は健康であることです。なぜならば、不健康な状態で代謝が上がってしまったら、死んでしまうからです。代謝が上がるとはエネルギー、栄養素を燃やすことであり、そもそもエネルギー、栄養素が不足している状態で燃えたら死んでしまいます。代謝が高いことの大前提が、健康であることなのです。
痩せようと思ったら今より2割増しで健康になること
健康であるためには卵、魚、肉、乳、乳製品、豆、野菜、果物、イモ類、穀物、海藻これら10品目を毎日摂れているか、確認してください。必須栄養素46種類を満たさなければ、身体は細胞レベルで飢餓状態になり、体脂肪をつけます。
46栄養素を摂るためには、この10品目をバランス良く摂取することです。
そしてストレッチ、マッサージで筋肉をほぐし、リンパ、血液、水分の循環を良くすることで身体全体栄養状態を改善できます。
健康になると早く寝始める
腸内菌が活発になり、動物性たんぱく質からトリプトファンを摂取しますと、セロトニンの分泌量が増えてきます。セロトニンはやがて体内合成されメラトニンになります。このメラトニンの分泌量が増えてきますと、睡眠時間が増えてきます。早く眠りたくなるのです。早く寝れるようになりますと、成長ホルモンの分泌量が増え代謝が上がりやすくなります。
飢餓を乗り越えてきた人間の身体は、健康になる以外に痩せる方法はない
何万年間飢餓と戦い続けてきた人間の身体にとって、細胞が栄養不足な状態で痩せることはそのまま死を意味します。ですから細胞まで栄養が行き届いていない時点で、体脂肪を落とす事は不可能なのです。もしも痩せたとしたら、それは一時的な身体の事故であり、それをリカバーするのに時間はかかりません。身体からダイエットのやる気を奪うためにリバウンドを起こします。また甲状腺ホルモンに直接命令を出し、代謝を下げます。
5.目先の○○キロではなく、先ずは痩せ体質に
目先の○○キロではなく痩せ体質に
2キロ痩せた!あと○○キロで理想体重に!などなど多くの方は目先の○○キロ減に一喜一憂します。ところがです、身体が脂肪貯め込みモードになっていれば、この何キロは幻想であり、身体にとっては体重が落ちたのではなく<落ちてしまった>マズイ!!なのです。ですが当事者の心はハッピーです。これは大変矛盾した状態です。ですが勝つのは全て身体です。感情が体のメカニズムに勝てるわけありません。何万年という飢餓を乗り越えてきた体の最強プログラムが、一喜一憂する心に振り回されるわけがないのです。すぐに元の体重に戻ります。
目先の○○キロを気にならない状態、私が太るわけがないという境地
痩せてる人はみんな思っています。ダイエットに無縁の人は気付いています。太るか痩せるかは身体が決めていることを。身体に主導権があることを。身体が太りたがっているのか、痩せたがっているのかが重要であって、私が痩せたいという気持は一切無視されるということを。
そしてそれに気付いた人は、私が太るわけがない、と言える体質作りをしています。
昔はダイエットするとすぐ痩せたのに、最近何をやっても痩せない
昔はダイエットするとすぐに痩せたのに、最近は何をやっても痩せない、の状態を説明します。
食事制限やエクササイズの効果が安易にでる状態は、身体が脂肪手放しモードになっている状態の時です。心身共に栄養面が満たされ、身体が安心して痩せてくれる状態の時です。
そして何をやっても痩せない、どんなエクササイズをしても全く微動だにしない、こんな状態の時は身体が脂肪貯め込みモードになっています。体のベクトルが脂肪を貯め込みたいに向いているのです。
20代のダイエット方法は30代では通用しない
そこで多くの方は途方にくれます。何をやっても痩せてきた自分の身体が、何をやっても痩せない身体になってしまったのです。困ってしまいます。
実は20代の身体は心身ともに健康だったのです。栄養状態と精神状態が満たされている時、身体は安心して痩せてくれるのです。
ところが30代に入りますと、先ず筋肉が減少してきます。筋肉が減少しますと、代謝が下がるだけでなく、姿勢が悪くなり循環が悪くなります。身体は冷えるだけでなく、栄養状態も悪くなっていきます。身体は解決策として脂肪を貯め込んで、身体を温かくしようとします。体温を保持しようとします。そして脂肪を蓄えて今後益々栄養分の循環が悪くなるだろう時期に備えようとします。
ですので30代以降のダイエットは、20代のダイエットとは全く別物なのです。先ずは健康状態を取り戻さなくてはならないのです。つまり脂肪手放しモード、痩せ体質に戻さなくてはならないのです。