1.不快症状と美脚の関係性
腰痛や肩こりは歪みのバロメーター
腰痛や肩こりは、歪みの大きさのバロメーターです。腰痛は腰を取り巻く全ての筋肉のアンバランスで引き起こされます。肩コリは全身の筋肉のアンバランスで引き起こされます。美脚を目指すということは、この筋肉のアンバランスを全て取り除いていく行為です。腰痛や肩こりをもっている間は、本当の美脚にはなれません。
美脚を目指して身体を整えると肩コリや腰痛は自然となくなる
美脚を作り上げるために全ての筋肉の狂いを取り除いていきますと、自然と肩コリや腰痛は改善されていきます。骨盤に取り巻く筋肉のバランスを取り、骨盤の歪みを取り除き、体幹を再構成することで、あらゆる症状は徐々に改善していきます。
先ずは腰痛がなくなり、次に肩コリがなくなる
ではどのような順番で症状は改善されていくのか。通常は下部の不快症状から改善されていきます。身体の土台である骨盤の歪みが改善されますと、通常その近辺の症状から順になくなります。次いで上部の不快症状、肩コリや頭痛、手のしびれなどです。
上部の不快症状は下部の狂い改善で取り除く
全ては建物の概念で考えると説明がつきます。土台基礎構造の再構築で、土台に直接関係する腰痛や、むくみ、外反母趾などが改善され、次いでその上に建つ建物の症状が改善されます。
2.骨盤、肩甲骨はなぜ問題を起こしやすいのか?
肩甲骨は上半身の骨盤です
骨盤が問題を起こしやすいのは、骨盤はありとあらゆる筋肉によって動いているからです。あまりに多くの筋肉が関与しているのでその分問題は起こりやすくなります。そして肩甲骨も同様様々な筋肉が関与しています。そのため問題を起こしやすくなります。さらに肩甲骨は脳に近い分、問題に伴う不快感も大きくなります。
四足歩行の動物では肩甲骨は骨盤と同じ役割をする。
四足歩行の動物では肩甲骨は骨盤と同じ役割をします。前脚の骨盤です。
四足歩行の動物が前脚と後ろ脚のバランスを取って歩行するように、人間も肩甲骨(上半身の骨盤)と骨盤のバランスを取って歩行しています。歩く時に肩甲骨は大変重要な役割を果たすのです。
具体的には緊張と緩和のリズムが同じ
肩甲骨と、骨盤は同じリズムで緩急を繰り返します。骨盤が締まるタイミングと肩甲骨が締まるタイミングは一緒です。骨盤が弛むタイミングと、肩甲骨が弛むタイミングも同じです。それぞれが滞りなく行えることが大切になるのです。
肩甲骨が問題を起こすとどうなるか?
肩甲骨が問題を起こしますと、肩コリ、首コリ、背中コリ、脂肪の燃焼減退などを引き起こします。肩甲骨が問題を起こすとは、肩甲骨周りの筋肉(僧坊筋、肩甲挙筋、菱形筋、小胸筋、前鋸筋)が癒着を起こしたり、疲労が溜まったり、もしくは筋肉が衰退していることを意味します。これらの筋肉の状態を改善することで肩甲骨は動きを取り戻します。脚痩せ、美脚を目指す上で正しい歩き方を身に付ける必要があります。その上で肩甲骨、骨盤の正しい動きは重要になります。
3.脚の歪みが頭痛を引き起こす。
脚の歪みは頭痛を引き起こします。
脚の歪みは上半身の歪みを作ります。建物で考えた場合、脚は基礎にあたります。その基礎が歪めば、上物である建物が必ず歪みます。ほとんどの脚は外側立ちになり歪みます。そして上半身は肩に無駄な筋肉が付き、丸まって歪みます。
上半身が丸まって引き起こされる症状の代表格は頭痛。
上半身が歪んでいきますと、首も歪んで前屈みになっていきます。その結果、首が過剰に緊張していきます。頭の位置が前に倒れますから、必然的に首後ろ側で頭を支える形になります。首の過剰緊張は頭痛を引き起こします。夕方、本来であれば頭が弛んでくる時間帯に、頭が弛めなくなってしまい頭痛が起きます。
頭痛を解消するために開脚のストレッチ?
そんな頭痛を解消するために一番効率が良いストレッチは、開脚ストレッチになります。開脚は脚の歪みを解消します。なぜならば、脚の歪みはずばり脚内側筋肉の衰弱だからです。脚の歪みが取れれば、上半身の歪みも解消していきます。
偏頭痛は筋肉の緊張の影響を多分に受ける。
偏頭痛を整体の概念で説明しますと、頭蓋骨の開閉トラブルです。
特に頭蓋骨を開く動きが滞っています。この滞りに影響するのが、首から頭にかけての筋肉です。そしてもう一つは骨盤の開閉、肩甲骨の開閉運動です。脚の歪みは骨盤の開閉に影響を与え、さらに肩甲骨の開閉にも影響を与え、さらには頭蓋骨の開閉にも影響を与えます。骨盤、肩甲骨、頭蓋骨は同じリズムで開閉運動を行っています。整体施術では、脚の歪みを除くことで、骨盤、肩甲骨、頭蓋骨の開閉をスムーズにし、頭痛の解消をします。