「ふくらはぎ」は放っておくと大きく肥大化する
ふくらはぎの肥大化、女性の大きな悩みの一つです。ふくらはぎが大きくなる原因は様々ですが、整理しますと
①ヒールなどの履き過ぎによる重心前移動により、ふくらはぎで踏ん張って肥大化したケース。
②足首の柔軟性が衰え、結果的に脛前面の筋肉が使えなくなったために、ふくらはぎの負担が増えて肥大化するケース。
③脚内側の筋肉が衰え、外側重心になり太腿、ふくらはぎの外側が肥大化したケースなどがあります。
なぜ「前脛骨筋」が隠れた美脚筋と呼ばれるか
今回のテーマである前脛骨筋については②のケースについてです。
脛の筋肉が衰えますと、足の裏を反る動きが出来ません。つまり足首が固まってしまうのです。
足首が固まりますと歩行する時に足の裏を使うことが出来なくなってしまいます。
結果ふくらはぎを過度に利用して歩くようになります。
ふくらはぎは歩くたびに逞しく肥大化していきます。
逆に脛の前の筋肉である前脛骨筋をしっかりと活用して歩くことが出来ればふくらはぎの負担が減少し、ふくらはぎも小さくなっていきます。
そのような理由から、前脛骨筋は隠れた美脚筋と言われます。
足のバランスを考えてみても「前脛骨筋」の活用は美脚作用に。
また、前脛骨筋は、ふくらはぎの反対側にあります。拮抗筋です。ですから前脛骨筋の活性化は、そのままふくらはぎの肥大化の抑制になります。
そして前脛骨筋の活性化は、ハムストリングスの活性化に繋がります。ハムストリングスは美脚を目指す上で絶対的に活性化したい筋肉です。
そういった意味でも前脛骨筋の活性化は美脚にとって重要なのです。
美脚(脚やせ)のコツは、劣化して使われなくなってしまった筋肉の復活にあり
美脚筋と呼ばれる内転筋、そして今回の前脛骨筋にしても共通点は放っておくと使われなくなってしまう筋肉であるということです。
そしてこれらの筋肉が使われなくなってしまうことで補完的に脚の外側、もしくはふくらはぎに無駄な筋肉が形成されていきます。
美脚筋は意識的に鍛えていく必要があります。美脚であるためには日々メンテナンスが必須になります。
まとめ
「脛の筋肉、前脛骨筋が隠れた美脚筋と呼ばれるゆえん」というテーマで今回はブログを製作しました。前脛骨筋はすねにある筋肉ですがここを歩行に上手く使えていない方は多いです。結果ふくらはぎの筋肉ばかりが大きく肥大化しています。ふくらはぎの反対の前脛骨筋を使える身体にすることでふくらはぎの肥大化を防ぐことができます。当院ではこの前脛骨筋を使える身体にするために施術で動きを回復していきます。伸ばす、叩く、揉むの3種類の刺激を駆使して使える身体にシフトしていきます。