1.体温と基礎代謝の関係性
「体重計よりも体温計!?」体温は裏切らない
冷えは女性を太らせます。身体は冷えれば脂肪を付けて身体を守ります。このブログでも何度も解説してきました。
では具体的に冷えるとどのぐらい太るのか? 体温が一度下がりますと基礎代謝量は12%下がります。基礎代謝が12%下がるということは、エネルギー消費量の低下から8キロ近く体脂肪が増えてしまう計算になるのです。これは凄いことです。逆に言えば、もし今体温が低いのならば1度体温を上げれば、年間8キロ体脂肪が減る計算になるのです。
8キロ痩せるなら、、、
体温を1度上げたら年間で体脂肪8キロ減、これは大変使えるテクニックです。現代人は50年前と比べ、体温が1度低いと言われています。体温を上げる健康法を駆使すれば、落としたい脂肪は落とせるのです。
とはいえどのように体温を上げるのか?
体温を上げる方法はたくさんあります。当院では整体施術で歪みを改善し体内エネルギー循環を良くする、足裏マッサージで足裏の老廃物を流し循環を良くする、ストレッチで筋肉を柔らかくし、かつインナーマッスルを再構築し生産熱量を上げる、体幹筋、コアマッスルを強化し姿勢を改善「骨格支持筋」を使える身体にする、などあらゆる方法で体温を上げるサポートをしましす。
セルフケアは養命酒と足裏マッサージ、絹靴下
セルフケアで体温を上げる方法もたくさんあります。養命酒を飲む、足裏マッサージを行う、半身浴(塩をひとつかみ入れる)、ショウガを多飲する、絹靴下、などなど。
体温を上げようと思えばあらゆる体温上昇法があります。先ずは一つずつ実践し自分に合った方法を見つけて下さい。体温が上がれば酵素の働きも良くなり、代謝が上がり、ホルモンバランスが活性化します。痩せるためには是非体温上昇を。体重計に乗るよりも体温計を計る方がより堅実な美脚ツールになります。
2.体温が1度下がると代謝は約12%低下する
平熱が1度下がると同じ物を食べても12%太る
平熱が1度下がりますと同じ物を食べても12%代謝が落ちます。これは体温が35.5度の方は体温が36.5度の方の12%太りやすいことを意味します。これは凄いことです。同じ物を食べても12%太りやすいということです。そしてもっと悪いことに体温が低いと体温を身体が上げようとして、体温を上げる食事を過度に食べてしまうのです。同じ食事量ではなく食事量すら増えてしまいます。
水をたくさん飲むと痩せるは嘘
水分は摂れば摂るほど良い、は嘘です。水分の過剰摂取は体内に余分な水分を創り出します。そしてこの余分な水分は身体を冷やしてしまうのです。雨に濡れたり、お風呂上がりに冷えてしまうように、余分な水分は身体を冷やします。身体が冷えればどうなるか、代謝が下がり始めます、代謝が下がれば太りやすくなります。
水分の摂り過ぎ<水毒>は逆に水分を摂りたがる
水分の摂り過ぎを漢方では<水毒>と呼びますが、この水毒、困ったことに水毒症状の方は逆に水分を摂りたがります。それは水毒は胃袋や皮下に水分が滞るため体全体の本来水分を欲している箇所に水分が行き渡らなくなってしまうのです。そのため水毒の方は、たくさんの水分を摂取しているのに逆に水分が不足した状態になります。水分過多は植物を腐らせますが、人間の身体も同じことが言えます。
水毒は体温の低下を招きさらに於血にもなる
水分の摂り過ぎは体温の低下を招きます。そしてこの体温の低下は血管すらも硬くするので、それはそのまま血液循環の滞りとなるのです。
血液循環が悪くなれば血液が汚れます。東洋医学では血液の汚れは於血と呼ばれ万病の元と考えられています。水分の過剰摂取は体温の低下を招き、代謝の低下、それによる肥満と於血を呼び込みます。
3.半年間の低カロリーダイエットは代謝を40パーセント落とす
低カロリーダイエットを半年続けると代謝は40パーセント落ちる
アンセル・キーズ博士が行った半飢餓実験、摂取カロリーを基礎代謝量から若干落とした量で半年間過ごした場合、人間はどうなったでしょうか? 答えは筋力が30パーセント、代謝が40パーセント落ちました。そして低体温になったのです。太りやすい体質になったわけです。これが多くの方が実践する食事制限ダイエットの実態なのです。
半飢餓状態が作りだす精神錯乱、過度な食欲、無気力、無感動
これらの実験では筋力や代謝の変化だけでなく他にもあらゆる症状が見受けられました。それが精神状態の悪化、無気力、無感動、鬱傾向、過食、濃い味付けの執着などです。半飢餓状態は精神面に多大な変化を起こしたのです。これからも分かるように食事制限ダイエットはただ太りやすくなるだけでなく、日常生活までもがままならなくなってしいまいます。
ちょっとした食事制限が全ての生活を脅かす。
身体にとって食事量が徐々に減っていくことは脅威なのです。今はまだちょっと少ないだけかもしれませんが、身体にとってはそれは飢餓のスタートかもしれません。当然身体はその飢餓に向け代謝を落とし、筋肉を落とし、摂取したエネルギーをせっせと貯蓄(脂肪)に回します。精神面においてはやる気を削ぎ、エネルギーを使わせないようにします。例えば、部屋を片づけることすら面倒がらせるわけです。そうやって身体は貯蓄エネルギーを省エネします。
意志が弱いと勘違いしてはいけない
身体はちょっとした食事制限、低カロリーダイエットでも如実に心身に変化を起こさせ、飢餓を乗り越えようとしますから、ダイエットを続けれなくなったことを<意志の弱さ>などと反省する必要は全くありません。飢餓状態であれば、やる気を削ぐことぐらい身体は簡単にやってのけます
代謝を落として行動意欲をセーブします。その際に意志の力が弱いから食事制限をつづけられないんだ、などと反省してもドツボにはまるだけなのです。