「ヒール」ってそもそも何?
女性がヒールを好んで履くのはスタイルをよく見せるためです。ヒールを履きますとお尻が強調されるだけでなく、背筋が伸び、胸も誇張されます。これは整体的な解釈では女性の骨盤(腸骨)、肩甲骨が最大限閉じた状態です。骨盤(腸骨)、肩甲骨が最大限閉じた状態とは女性の排卵時の状態です。
排卵時は男性を引き寄せるために、胸、お尻が誇張された体型になります。この体型は女性的で美しい状態です。ヒールを履くとは、この女性の体型が最も美しい状態に導くことなのです。
「ヒール」が脚を歪ませる原因
ところがこのヒール、履き続けますと身体を歪ませます。無理やり美しい状態にもっていくわけですから身体には負担がかかります。ヒールを履くとは身体が前のめりになっている状態です。身体が倒れないようにあらゆる筋肉が緊張します。具体的には、、太もも前の筋肉、大腿四頭筋が緊張します。この筋肉は小さければ小さいほど脚は綺麗なのですが、この筋肉が大きくなってしまいます。その他にはお尻の筋肉が大きくなっていきます。脚が外に外に大きくなっていきます。骨盤周りが固まってしまうことで、それを補う形でふくらはぎも大きくなります。
さらに上半身にも異変が
ヒールを履いて前のめりになった身体は倒れないように無理やり重心を後ろにもっていきます。背中がそってしまうので今度は帳尻を合すように肩が前に入っていきます。結果的に猫背になっていきます。
生理への影響
ヒールを履くとは、女性の身体を排卵時の状態にもっていくことは先ほど書きました。最も悪影響を与えることは、生理です。生理とは排卵の正反対の状態です。最も身体が脱力しリラックスしなければならない状態です。この時にヒールを履き続けますと生理がうまくいきません。生理とは骨盤、肩甲骨が最大限開いた状態です。この状態でヒールを履くと、無理やり骨盤(腸骨)、肩甲骨が閉じてしまいます。これは矛盾した状態です。結果的に生理がスムーズに行われなくなってしまいます。当院の整体では、ヒールを履いて骨盤、肩甲骨が無理やり閉じ切ってしまった身体をリセットします。固まってしまった骨盤、肩甲骨をゼロ状態に戻します。骨盤、肩甲骨がスムーズに開く身体は、スムーズに閉じるようになります。ヒールが身体に悪いものではなく、履きっぱなしが身体を偏らせます。偏ってしまった身体をスムーズにリセットします。