1.停滞期を乗り越えた先にある理想の体型
人間のホメオスタシスをナメてはいけない
脚やせを考えている方にとって最も大きな難関、それが停滞期です。最初は身体が素直に反応し、体型や体重が落ちたとしてもどこかでいきなり停滞期に陥る場合があります。この停滞期こそ多くの方が理想の体型、脚やせを達成できない原因なのです。
ではなぜ、この停滞期が起きるのか?それはこのブログでも何度も説明していますが、人間のホメオスタシスの成せる業です。ホメオスタシスとは身体を一定に保とうとする機能、外的要因によって簡単に内部環境が変化してしまっては死んでしまいます。
停滞期があることを理解した上で確実に痩せる方法を実践する
健康な体であれば停滞期は必ず来ます。身体が代謝をコントロールし、血糖値をコントロールし、外的な状況が変化しても一定に保とうとする時期は必ず来ます。例えば体脂肪、体脂肪が突然落ちなくなる時期は必ず来ます。身体が設定した体脂肪に到達した場合、身体が設定値を変えない限り、体脂肪は落ちなくなるのです。ですが、この際にもストレッチやマッサージで確実に筋肉の状態を変えていきますと、身体はより健康になり、どこかで身体は体脂肪の設定値を下げてくれるのです。
ストレッチは筋肉の変化を容易に察知することが出来るテクニック
当院で開脚など脚やせのために必要なストレッチを実践していきますと、開脚の完成度が高まったり、開脚の角度が拡がっていくのが分かります。体脂肪値が何であろうと、開脚やその他のストレッチの完成度が高まることで、身体の変化を容易に察知することが出来るのです。ストレッチの完成度が高まるにつれて、身体はどこかでホメオスタシスをずらします。これが本当のダイエット、体型変化の始まりです。
スポーツ選手やヨギ―は知っている、突然来る体型の変化を。
部活動や、スポーツなど本気で取り組んだことがある方は皆知っています。継続的なメンテナンスの後に来る体型や体重、体脂肪の変化を。変化は直線状ではなく停滞期と突然の変化の繰り返しです。ストレッチの完成度や体の形、プロポーションはある程度直線的な変化ですが体脂肪や骨格筋率、その他組織バランス量は直線ではなく、必ず停滞期を伴って起こります。
2.ダイエット中の停滞期は恒常性(ホメオスタシス)の正常な働き
減量を始めてから必ず訪れる停滞期は上手くいっている証拠
体には恒常性、ホメオスタシスという機能があり、この機能が良くも悪くも身体の状態を一定に保っています。ですから脚やせ、ダイエットを行っていきますと必ずこの停滞期が訪れます。直線的に減量するということは人体のメカニズム上ありえないのです。正常な身体ならば一時期の安定は必ず訪れるのです。
リバウンドでは停滞期であることが重要
リバウンドするダイエットは間違ったダイエットです。リバウンドは栄養不足を身体が起こし、危機的状態であると身体が判断したときに起こすメカニズムです。ダイエットによって不健康になったと身体は判断したのです。ところが、停滞期はそれとは全く逆です。身体が今回の減量、ダイエットは正しいと判断しています。ダイエットを始めて健康になったとOKサインを出しているのです。
だとすれば停滞期間中もより健康になっている
リバウンドをしない時点で身体は健康になってきていますから、停滞中も同じことを続けていればより健康になっているはずです。ですから、停滞期を気にする必要はないのです。停滞期により健康になれば身体は喜んで脂肪を手放してくれます。
ジグザグ曲線を楽しむ余裕を持つ
身体は心身ともに健康になれば喜んで脂肪を手放しますから、体脂肪曲線がジグザグでも気にする必要はないのです。リバウンドしないのであれば全く問題ありません。身体は今のダイエットは健康に良いと判断してますから停滞期間が長くても問題ないのです。停滞期間中に絶対にやってはいけないのが<食べない>ことです。これは最悪の結果を招きます。あとひと押しが欲しくて食事制限を始めますと、身体は飢餓状態に突入し、代謝を落として体脂肪をむしろ上げる方向に軌道修正します。食べないのではなく、より健康になるための食事に切り替えて下さい。
3. リバウンドについての誤解
リバウンドは正しい、悪いリバウンドは存在しない
リバウンドとは、間違ったダイエットを続けた結果起こる栄養回復プログラムです。ですから悪いリバウンドはありません。リバウンドが起こるということは方法を間違えたから起きたのです。リバウンドが起きないダイエットは正しいダイエットです。身体は、自らの体で持って己が実践したダイエットが正しいのか、間違っているのかを教えてくれています。
リバウンドしないダイエットをする
間違ったダイエットとは心身を不健康にするダイエットです。間違ったダイエットとは無理をするダイエットです。間違ったダイエットはストイックなダイエットです。
当院ではクライアントさんに養命酒を勧めます。身体が冷えている方、身体が栄養失調でかつ胃腸が弱い方は、飲むだけで痩せます。身体が食事を美味しく感じ、栄養状態が好転し、かつ冷えが解消することで2キロぐらい痩せたりします。身体が健康になれば痩せることを身を持って証明してもらうのです。
冷えが解消されると便秘が改善され、痩せやすくなります。
冷えている方には便秘の方が多くいます。内臓が冷えますと、便を長期間体に貯め込んで体温を上げようとするわけです。このような状態で体脂肪が減ることはありません。体脂肪を減らすためにはやはり健康になって、スムーズな排泄を可能にする身体になる必要があるのです。
恐怖心は肥満に繋がる
恐怖心を常に持って生きていますと、太りやすくなります。恐怖心は抗ストレスホルモン「コルチゾ―ル」を分泌します。食事を摂ることに対し、太るのではないか、、この食事を食べちゃったから多分太るなあ、、と太ることへの恐怖は、、、逆に太りやすくなる体質を生みます。肥満を解消したければ好きな物を好きなだけ食べ、心身ともに健康になることを心がけることです。これ以外にリバウンドしない方法はないのです。
4.減量のペースについて考える
停滞期は存在するが、身体が体脂肪を落とす準備が整えば減量ペースは一瞬
月2キロのペースが減量には良い、月3キロまでが理想的、、減量には理想的なペースがあるという考え方を頻繁に見ますが、これは間違えた考え方です。身体が脂肪貯め込みモードから脂肪手放しモードに切り替わりますと、身体が自らの意志で痩せていきます。体脂肪率を10%落とすことは身体が求めれば容易なのです。
減量月2キロや月3キロ理論は脂肪貯め込みモードでの話
減量、月2キロや月3キロ理想論はあくまで脂肪貯め込みモードでの話です。脂肪貯め込みモードで減量をすれば、それは身体の意志に背く行為なのですぐにリバウンドします。月10キロ減量すれば身体は危機感を覚え、強烈なリバウンドをします。その際、本人の意志は一切通用しません。
痩せたい体、SMARTモード、脂肪手放しモードに減量ペースはない
よく急に痩せると皮がたるむという話を聞きますがそれも脂肪貯め込みモードでの話、栄養素、バイタリティーをしっかりと摂れば、皮がたるむことはありません。無理なエクササイズ、食事制限で身体を飢餓状態に陥れればそれは体に無理が起こります。不自然な痩せ方をしてまたリバウンドします。
何キロ痩せるかは関係ない、身体が何パーセント体脂肪を落とそうとするか
身体が脂肪手放しモードに切り替わりますと、体脂肪をどのぐらい保持したいのかを同時に設定します。その体脂肪まではどんなに食べようと、どのような暮らしをしても減量します。減量数に上限はありません。身体がどこまで落としたいのか、、ただそれだけです。その時の体の栄養状態、バイタリティーによって身体は必要な脂肪量を設定します。その設定数値までは脂肪は日数に関係なく落ちます。