脂肪の役割を知らないとダイエットは始まらない
脂肪にはあらゆる役割があります。一番の役割は飢餓状態を乗り越える備蓄燃料としての役割、次に寒さから身体を守る断熱材の役割、身体を外的ショックから守るクッションの役割、恐怖心から身体を守る精神的防護服の役割です。
その他にもまだありますが、この辺りが最も大きな役割です。
身体が冷えるていれば痩せるのは不可能
体を冷えから守ることは、人類にとって大変重要な課題でした。寒さをしのぐ高性能な衣服が無い時代、身体を寒さから守ってくれるのが脂肪だったからです。この重要な機能を持つ体脂肪を身体が冷えているのにもかかわらず、無理やり取ろうとしても身体が許可しません。身体の冷えを克服することなくダイエットは不可能なのです。
スムーズに動くことが出来ない身体は脂肪で身体を守る
転んだ時に、素早く安全に受身をとれない体にとって、脂肪は重要なクッションの役割を果たします。そのため動けない体、関節が固い体、筋肉が機能しにくい身体は脂肪を付けることで身体を守ろうとするわけです。特に女性は子宮周りに脂肪をたくさん付けることで身体を守ろうとします。
体の運動能力を高めることでクッションの必要性を無くし、体脂肪を落とす下地を作る必要があるのです。
恐怖心から身体を守るために脂肪を作る
過度な恐怖心から身体を守るために、肉厚な脂肪を付けて精神的ストレスから守ろうとするシステムが身体にはあります。脂肪というガードがたっぷりあることで少しでも安心感を得ようとする身体のメカニズムです。
恐怖心が強い方で脂肪がすでにかなり付いてしまっている身体をスリムにするためには、先ずは身体を健康にする必要があります。
身体が不健康なことで心理的ストレスを受けやすくなっている可能性があるのです。このような場合、恐怖心にはフォーカスすることなく、健康になることに意識を向けることで結果的に恐怖を感じにくい身体にシフトしていく必要があるのです。