火を使えるようになって
人類は1万年前に火を使いこなすことを覚えました、火で肉を焼く、火で体を温める、火で草を焼く、火で穀物を焼く、、あらゆる生命を火で焼くことを覚えた人間はそれを口に入れることで食べれるか食べれないかを確認していきました。そして小麦を口にした時に人類の歴史は大転換を迎えることになったのです。それは甘くかつ幸福感を感じることができる物だったということです、小麦はデンプンであり本来は生では食べることはできませんがこれを火で炙ることで何か甘い食べ物に生まれ変わったのです。何か気分が良い、そして小腹が満たされる、、、そこから小麦の大量栽培が始まり、稲、とうもろこし、さとうきび、、、と栽培が連鎖していったのです。
小麦は美味しく小腹も満たされるが、、、
小麦の中に入っているデンプンは体内に入ってしまえばブドウ糖になりますから果物を食べた時のようにドーパミン、セロトニンが分泌されて幸福感を味わうことができます。それまでの肉、木の実、ワカメでは味わえなかった幸福感を食事を通じて味わえる、しかも果物と違って大量に摂取できるとなればこの小麦を大量栽培しない手はありません。ということで人類は穀物である小麦の大量栽培をスタートしたわけです。ところがこのデンプンを含む小麦は体内に入ると血糖値が爆上がりし血管がボロボロになるというデメリットがありました、さらに血液がドロドロになることで慢性的な栄養失調になったのです。本来であれば小麦を手放して元の狩猟生活に戻ることが考えられますがそれはない、なぜならば小麦を食べると幸福感を感じるという大きな魅力があったからです。結果人類は栄養不足にも関わらず小麦の栽培を継続していったのです。
この流れは1万年経った今でも続く
小麦、稲、とうもろこしを栽培しそれを食べるようになった人類は不健康化、短命化、低身長化していきましたがそれでも穀物を摂取する時の幸福感はこの状態を隠蔽していきました。今現在の人類は今も穀物を摂取し続けていますし日本人はお米を主食として食べ続けています。嗜好品としてのお米、パン、パスタは素晴らしいものではありますがこれをメインの栄養源として食べ続けるのは危ないことです。少なくとも穀物は栄養が少ないという事実だけは認識しバランスを取って食事を摂取する必要があります。お酒、コーヒー、タバコと人間に幸福感を与えてくれる嗜好品は人生を豊かにしてくれます、穀物もそれと同じで人生を豊かにしてくれるアイテムではありますがそこに栄養があるという間違った認識が加わると健康を損なう危険性があります。